11月のとある晴れた日、測量設計のセミナーに参加してきました。
 セミナー会場は大阪市追手門の国民会館12階、目の前には大阪城。昭和六年に再建された三代目の天守には何となく違和感があるのですが、九州で生まれ育った私には堀に水を湛え、石垣の上にそびえ立つ天守は感動そのもの。子どものように何度も何度もスマホでパシャリ。
IMG_64762
広域な大阪城公園
9ac59466f1ad4d6e3fc435cd7d3dbdd8
昭和六年再建の三代目天守
8473edd58967c16ac49b62092427ccb4
乾櫓と天守
2e1c6d4a35ea9a04de390faacb07fea81
切込み接ぎの石垣(江戸時代)
 石垣と言えば・・・
 スマホに旅先で撮ったお城の画像が入っていたはず。久ぶりに開いて見てみると石の積み方が違うなぁと改めて思います。
 自然石を積み上げた野面積み(のずらづみ)、表面に出ている部分を加工した打込み接ぎ(うちこみはぎ)、綺麗な方形に加工した切込み接ぎ(きりこみはぎ)。石材の加工も時代によって変化し、積み方ひとつをとってみても城の変遷が分かります。
fdb4d786a2b7428c244a876f4a7c0864
野面積み(大分県 中津城)
IMG_6494
野面積み(熊本県 島原城)
IMG_6495
打込み接ぎ(兵庫県 姫路城)
b41aee02e8125d91180fc01d3cd616a7
切込み接ぎ(愛媛県 松山城)
そして、セミナー会場の片隅でふと心に浮かんだこと。

        お城好きのあなたへ 天守もいいけど石垣もね。