皆さま、こんにちは。

今日は現在わたしたちが調査している
『才村遺跡』を紹介したいと思います。

姫路市広畑区才にある『才村遺跡』昨年度に引き続き、今年度も松浦興業が調査を行っています!
昨年度の調査では弥生時代後期の竪穴住居跡や掘立柱建物の痕跡が見つかり、
周辺には弥生時代後期以前の遺跡があるのでは・・・?
と言うところで終了していましたが、今年度の調査では何が見付かるでしょうか?

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現在、写真の時よりもさらに調査が進み
住居跡が20棟ほど見付かっているそうです。

こちらの写真でも分かりやすいのが一つ写っています。
どこか分かりますか?
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こちらからのアングルの方が分かりやすいでしょうか?
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正解は、こちらです~。




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反対からのアングルではココです。
住居跡の掘削中、魚の骨(腹骨?!)と思われるモノが見付かったそうです。
まだ調査中のため、「恐らく」ではあるそうですが。

昔の人も魚の腹骨は取り除いて食していたのかなぁ?なんて想像すると、
ちょっと親近感?感じてしまいます

他にも炭が散らばった状態の住居跡もあったそうで、
勝手に住民はだらしない性格?!なんて想像してみたり。。。
もしかしたら理由があったのかも知れませんが、
発見された状況や遺物を見て考察する、考古学ですね~


考古学と歴史学、同じようで違うんですよ~。アプローチの仕方が異なるんです。
考古学は「モノ」を研究するのに対し、歴史学は「文字」(文献等の資料)を研究します。
発掘調査で発見されたあらゆる「モノ」が過去を解き明かす痕跡なんです
(もちろん、全部が全部正しい痕跡とは限らないですが)




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昨年度の出土品ですが、
人面土器と思われるものが出土したんですよ~
これが人面土器なら県では3例目のレア品!!






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人面?どこが?!
と思われた方、こんな感じで人面だそうです。
ほぉ~なるほど、ですね。
天候に悩まされながらも鋭意調査中の『才村遺跡』


なんとっ!!!!!!!!!
7/18(土)現地説明会が開催ですっ
ご興味のある方は是非、訪れてみて下さい~