秋は夕暮れ

『枕草子』の中で清少納言が述べています。
秋は夕暮れ時が一番美しく、しみじみと趣がある
清少納言も絶賛?の秋の夕暮れ、ちょっと一息ついて見てみませんか~?


さて、清少納言の生きた平安時代から時代は進んで江戸時代。
日本で一番最初の【学術調査】が行われたとされています。
今から約330年前のこと。
対象となったのは栃木県太田原市にある2基の前方後方墳で
【上侍塚古墳】と【下侍塚古墳】

誰によって行われたかと言いますと・・・

人生ッ楽ありゃ苦ぅもあるさぁ~~

でお馴染みの水戸黄門こと徳川光圀公です
光圀公が直々に調査したわけではなく、土地の識者に命じて行われています。
文章と遺物のスケッチが残っており、出土品は埋め戻されたみたいですね。
しかも盛土の崩落を防ぐために松を植えるなどの保存対策も行うなど、
まさに私たちの先駆者、大先輩です


下侍塚は昭和50年に周溝の発掘調査が行われていますが、
上侍塚は光圀公の調査以降は調査がされていませんでした。

が、ついに調査が行われることになったんですよ~
規模や築造年代を調べるための調査になります。
どちらの古墳も地中レーダー探査が行われるそうですが・・・

日本初の学術調査から約330年、最新の学術調査ではどんな結果が得られるのでしょうか?
計画では約5年間に渡って調査が行われるそうなので、結果が待ち遠しいですね


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【栃木県大田原市の観光案内HP】より画像を拝借しております。
こちらは下侍塚古墳。
盛土の崩落防止にと植えられた松のおかげで?現在も美しい墳丘をたもっております。
【日本一美しい古墳】
とも呼ばれているそうです。

私たちは古墳を調査する機会はあまりないですが、
少しでも後世に埋蔵文化財の証を残していけるといいなぁと思います