最近、お気に入りの鶴林寺。三重塔に感動してからふと思ったのですが、私はどうも塔が好きみたい。なぜか惹かれてしまう。
塔とは古代インドの仏舎利(お釈迦様の遺骨)を納めた施設がその原形であり、サンスクリッド語で「ストゥーパ」と言います。 その後、仏教が中国に広まると「卒塔婆」という字が充てられ、また、飛鳥時代に日本に伝わると木造技術の粋を集めた日本独特の「塔」となりました。そして寺院伽藍の中心的なものになっていきます。
当初のストゥーパは今の日本のそれとは違い、半円形に土を盛り上げた土饅頭みたいな形をしており、イメージ的には奈良の頭塔や京都の壬生寺さんの千体仏塔が近いのかなぁと思います。