日本人は物事を分けることが大好きな人種です。
前期・中期・後期、左大臣・右大臣、天上・天下、陰(月)・陽(太陽)、それに四季。
四季、春夏秋冬は四区分だけでは収まりがつかず、さらに二十四節季、七十二候にも分化します。また、その節目を二至二分(夏至、冬至、春分、秋分)と。ほんと分けるのが大好き!
さて、1年間を二つに分けますと、そう6月は1年間の折り返しです。
中間地点である6月末日、この日は「夏越し」や「晦日の大祓え」と、言い、どこの神社も鳥居などに茅の輪を掛けます。「茅の輪くぐり」や「輪抜け」と呼ばれていますが、この輪を3回くぐると残りの半年を凌げると言われています。半年間の穢れを祓い、残り半年をつつがなくと。