a76b30577a7cee9f20c8de9c1ae14426
蛇行剣出土状況
                  (展示パネルより)
484bb4107414af8a909892a702cb5571
粘土郭に覆われた木棺と蛇行剣
                 (展示パネルより)

 昨年来、考古学界を震撼させた奈良市の富雄丸山古墳の発掘調査。

 木棺では初めて確認された縄掛け突起、他に類を見ない盾形銅鏡、世界最大級の鉄剣、棺内副葬も三角縁神獣鏡とおぼしき銅鏡3面、被葬者の足元に置かれた盾櫛、そして頭部付近には水銀朱も。

全てが国宝級!! 空白の4世紀を埋める大発見!!

と連日トップニュースで報道されている。

96b5469070255e3f4a54700c87cec227
富雄丸山古墳(奈良市)
 日本最大の円墳と言われています。高台が第1主体が確認された墳頂部、手前が造出し部。

 そもそもこの古墳、眼下に巨大前方後円墳が集中している『佐紀盾列古墳群』を見下ろす立地にあるものの、その墳形は円墳。造出しと呼ばれる突出部を持っていますが、あきらかに前方後円墳ではない。

また、今回、豪華な副葬品が出土した木棺墓は、造出しに作られた第2主体部で、被葬者は女性の可能性が高い。

いったい、あなたは誰?

3eb090d4f1a3d0b7d52b8eae320a028d-e1712641307409
『特別公開 富雄丸山古墳の蛇行剣』パンフレット

蛇行鉄剣のクリーニング作業が終わったため一般公開へ。という報道が!!

645255c6c21fc5a92c75e37417f68f59-e1712641363708
整理券が配布されるほどの盛況ぶり
28393075196548a221205f7aeb1725ef-e1712641383164
橿原考古学研究所付属博物館
5639f70ca4ae933159c7c46aaa1a250c1-e1712641404598
ブッタ君もお出迎え

今後は保存処理が行われるはずやから、次の公開は何年も先になるやろうなぁ!!

ということで奈良県の橿原考古学研究所付属博物館へGO~!

bda665ea4eaad3971144f878c49b8dc51
X線写真との対比
 蛇行のとおり、刃部が6回屈曲しています。
07e4830bcad1e59c1137a93e995c6eca-e1712641659175
楔(くさび)形把頭
 剣に使用されているものとしては最古例です。
e4674048ce118b594dbcc86e9a578308-e1712641680502
石突
 これだけ長いと実用利器ではなく、儀仗用。地面に突き立てて権威を示します。

覆っていた錆が落とされた姿。全長237㎝、うーん!圧巻や!!

鞘の木質は残ってないものの、黒漆が塗られている部分から把頭や鞘口、剣を地面に立たせるための石突(突起)の形までもが確認できる。

す・す・すごい!  マジ 感動もんやぁ~

いやぁ、人は多かったけど、良い目の保養、奈良まで走った甲斐がありました。

027446c2f9070b0f5b16a18208bf5fc71-e1712641603579
綺麗にクリーニングされて一般公開

翌日知ったのですが、来場者は8日間で1万6千人

皆さん、ロマンを感じてるんやなぁ。