小雪が舞う1月18日、圓教寺修正会の鬼追いを見てきました。
今に見る鬼追い神事(追儺祭)は、大みそかに宮中で行われていた「鬼やらい」が原形と言われています。奈良、平安の御代、庶民を苦しめる疫病や天変地異は全て鬼の仕業だと考えられていたため、年の瀬に金色の四ツ目の仮面を付けた方相氏が矛と盾を手に、「鬼やらい~」と叫んで、鬼を追い払っていたそうです。
ちなみに一般的に家庭で行われている豆まきのスタイルは、この方相氏の恐ろしい形相が民間に広まり、それが鬼に転じて、『鬼は外~、福は内~』と豆を投げつける形になったとか。