最近、出土遺物を洗ってて気付いたんですけど・・・
瓦ってめっちゃ古くからあるんですよね~(気付くの遅いで!

瓦が日本に伝わったのは1400年程前だとされています。
『日本書紀』によると588年頃に僧侶や寺大工たちと一緒に瓦作りの技術者が海を渡って来た、とあります。
瓦の起源は諸説あるようですが、ハッキリしていません。
(いつの日かこの謎も明らかになる日が来て欲しいな)

瓦自体は遺物としては珍しいものではない印象なのですが・・・
古い時代では瓦などは寺や役所に使用されていたため、重要な遺物の一つになります
そこにお寺や役所があった、と言う物証になりますからね~。


瓦が長い時代を歩む中で新しい技術が生まれ、庶民の間にも広がり、
今では日本家屋=瓦屋根のイメージが当たり前になった気がします。
(茅葺とかもありますけど

そんなにながーーーーーーーーーーい歴史のある瓦屋根がここ30年ほどの間に

急激に減っている

と言う事実に最近気付きまして。

怖っ(;°-°;)))
と思ったんです。
1400年も続いてきたものが、わずか30年程で変わるってすごくないですか?

最近の新築の家見ても瓦屋根ってほぼ見ないんですよね・・・
近所の瓦屋さん?!もいつの間にか廃業していたし。

時代の進む速度が速いと言うか、本当に日々が目まぐるしく変化するなぁと。


ただ、こんなに長く続いてきた文化が移り変わっていくのかぁと思うと、
「物悲し」と言うところでしょうか

実際、家は瓦じゃないんですけどね笑