Let’s Try PhotoScan #04
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兵庫県姫路市、遺跡発掘調査・ドローン・測量・土木建設などの事業を行っているmatsuura株式会社です。
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Let’s Try PhotoScan #04
写真のアライメントの次は
ツールのマーカーの検出へ
松浦興業が使っているマーカータイプは十字(コード無し)です。
許容範囲はマーカーの大きさや色・撮影距離等で最適な値は異なります。
ご自身の経験値で決めて下さい。
PhotoScanのコード付きマーカーはマーカー番号まで検出するので非常に便利なのですが、
斜め写真には不適合なので弊社は使用していません!
マーカータイプを選択後に許容範囲を決めてOKへ
マーカーの検出は
PhotoScanがマーカーを探して
更にマーカーの中心へグリーンフラッグを立ててくれる
非常に便利な機能です。
なにより煩わしいマーカーを探して
更にマーカーの中心へグリーンフラッグを立てる事を省けるって最高です!
マーカーの検出が終わると
画面上にあるマーカーを表示させるアイコンで
モデルにマーカーのブルーフラッグを表示させます。
誤検出されたマーカーを範囲選択して、
マウスの右クリックメニュー内から削除して下さい。
マーカーの検出の許容範囲を誤ると
画面が誤検出されたマーカーで埋め尽くされます。
誤検知が多いのは、現バージョンのPhotoScanのバグが含まれているかもしれません?
次に各マーカーの名前を測量した名前へ
マウスの右クリックメニュー内で変更して下さい。
(直接ダブルクリックしても変更可能です。)
ただし、マーカー名は英数字のみ有効です。
(漢字・ひらがな・カタカナは未対応)
PhotoScanがマーカー検出不可能な釘等をマーカーとして使用する場合は、
そのポイントが一番良く写っている写真を選択し、
マウスの矢印を中心に導いてから右クリックメニュー内のマーカー追加へ。
追加したマーカーも名前を変更して下さい。
次に粗精度を確かめるためにマーカーに座標値を与えます。
座標データのインポートアイコンをクリックし、
ファイルの場所とファイルを選択します。
もちろん座標値を直接手入力してもOKなのですが、
マーカーの数が多い場合の手間を省く
入力ミスを無くすために
マーカー名,Y座標値,X座標値,Z座標値並びの,区切りのCSVファイルをExcel等で作って置くと便利です。
(PhotoScanは数学座標なので測量座標とはXYが逆です。)
CSVファイルをインポートした例です。
座標系は兵庫県姫路市内なのでⅤ系
区切りはCSVファイルなのでコンマ
列のインポートは1行目から
プレビューが良ければOKへ
座標系の変更方法はとっても簡単PhotoScanを買って下さい。
冗談です!
別途記載する予定です。
座標をインポートすると
座標のエリアに各マーカーの精度と
トータル的な精度が表示されます。
例だと0.0039mmとまずまずの精度です。
この時点では粗精度なのですが、
これ以上悪化する事はまれなので一安心!
現場へ連絡し次の工程へ進めます。
なにより夜寝られます (^_^)v
精度をきちっと確定するには、
PhotoScanがマーカーの検出で
中心にグリーンフラッグを立てられなかった写真を探して
手動でグリーンフラッグを立てる必要があります。
そこで便利な機能を紹介します。
マーカーを選択後にマウスの右クリックメニュー内
マーカーで写真をフィルタリング
選択したマーカーが写っている写真だけを写真のエリアに表示してくれます。
まあ~なんてことでしょう!
次に写真エリア内の写真でグレーフラッグの写真をダブルクリックします。
グレーフラッグをマウスでマーカーの中心へ導いて下さい。
グレーフラッグがグリーンフラッグに変わります。
更新ボタンを押すと
精度が更新されます。
各マーカー毎に根気よくグレーフラッグをグリーンフラッグへ
マーカーを選択したまま写真エリア内の次の写真を選択しても
マーカーの中心付近や拡大率を維持する便利な機能も
写真のフィルターをリセットで全ての写真が表示されます。
あまりにもグレーフラッグとマーカーの中心がずれている場合は、
写真のアライメント精度が悪い?
使った写真がピンボケやブレている?
写真の撮影方法が悪い?
(ラップ率が足りない)
写真が歪んでる?
失敗の経験を重ねて改善して下さい。
全てのマーカーをグリーンフラッグにしてから更新すると精度が確定です。
例では0.002mmと良好な精度です!
お疲れ様でした!
中心がわかりにくいマーカーはグレーフラッグままでOKです。
ブルーフラッグのままはダメです、
必ずグリーンかグレーにして下さい。
精度が悪い原因は?
続きます。
遺跡発掘調査の3次元での記録・保存に
お役立て頂けましたら幸いです。
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