紅葉シーズンなのにどこも色付きが悪い。なんか、くすんでいると言うか、薄いと言うか。
あちこちで一週間から10日ほど遅れているとは聞きますが、見たところ青葉のまま散り出している。
こうした現象は実は数か月前から・・・。
10月初めに行った円照寺さん(加古川市)。彼岸花で有名なお寺さんなのですが、とっくに彼岸は過ぎているのに満開じゃない。
お寺の方にお聞きすると、今年の暑さで開花が1週間から10日程遅かったため、見頃は1週間先ですよ、と。
夏が長く、秋が短い。梅雨時期に雨が降らず、冬が温かい。
3月と4月が春、5月から10月が夏、11月と12月が秋、1月と2月が冬。
四季やないやん。季節感もあったものでは無い。
今年、真鯛を食べる文化がない岩手県で真鯛の豊漁が続いており、宮城県でも伊勢海老が捕れ出したと報道されている。専門家によると房総半島までの「黒潮続流」が岩手県沿岸まで到達したらしい。
うーん、地球温暖化のせい? 太陽活動のせい?
やけど、こうした狂った季節は半世紀前にも
直木賞作家、立原正秋が昭和52年に執筆した「魚と時間」(遺稿エッセイ『冬の花』昭和55年刊行)の一節に
「相模湾で鮭が獲れたことがあった。潮の流れが変わったのかもしれない。・・・・・
去年は葉山の沖で伊勢海老がよく獲れた・・・・一昨年は縞鯵が二百匹も獲れた日があった。・・・地球がいま変わっていっているのかどうか、私には判らない。」と。
地球の気候変動って数万年、数百年、いやいや数十年置きに起こりうる事なんかなぁ。
人は無力なり。大自然には逆らえないって事やね!!