古墳と言えば、「百舌鳥・古市古墳群」が世界遺産に登録(2019年7月)されてもうすぐ3年が経ちます。中でも歴史の教科書でお馴染みの仁徳天皇陵(大山古墳)は、エジプトのクフ王のピラミッド、中国の秦の始皇帝陵と並ぶ世界三大墳墓。全長840m、幅654mとさすがにデカい。あの綺麗な鍵穴状の墳丘をいつかは真上から見てみたい。
さて、「鍵穴」とか「お銚子」、両側に陪塚を従えた形を車輪に見立てて「車」にも例えられる前方後円墳ですが、その数は全国に約5,000基、北海道と沖縄そして東北の秋田、岩手を除く、津々浦々に造られています。発生期の段階から設計図があり、古代大和政権と深いつながりを持つ豪族にだけ造ることが許されたと言われていますが、それにしても美しい左右対称形です。