奈良東大寺二月堂の「修二会」に行ってきました。
 修二会は旧暦二月に行われる法会で、東大寺では「十一面悔過」と言います。そうです、日常の過ちを悔い改め、観音様に許しを請う行法なんです。
 選ばれし11人の僧(練行衆)が二週間にわたって籠り、決められた時刻に二月堂に上堂して行を行い、私たちに代わって安寧を祈ってくれています。
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二月堂へと続く東大寺裏参道。
石畳と土塀が続く、人気のスポットです!
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参篭所(練行衆の宿舎)前
お松明の竹が並べられてます。
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二月堂前の興成神社
今日は少し肌寒く、鹿さんも寒そうでした。
 12日深夜に若狭井から本尊十一面観音にお供えする香水を汲み上げる「お水取り」の行法が有名で、こちらの呼び名の方が広く知られていますが、懸崖造りのお堂から突き出たお松明の炎もよくニュースに取り上げられています。
この火の粉を被ると健康に過ごせるらしく、私もいっぱい被ってきました。
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東大寺二月堂
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閼伽井屋
 閼伽井屋の中にある若狭井は若狭とつながっていると伝わる。お水取りで汲み上げられるお香水は、10日程前に若狭神宮寺の「お水送り」儀式で遠敷(おにゅう)川へと流されたもの。
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石段を上って行く松明。
 上堂する練行衆の足元を照らす明かりです。
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回廊から突き出された松明
 天平勝宝四年(752)、実忠和尚が始めた十一面悔過。
一度も途絶えること無く、1,200年以上続けられています。
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火の粉を撒きながら、勢いよく走り抜けます。
はもうすぐそこです!