6/3は【測量の日】
 
昨日から測量士さん猛アピールを受けました笑


昭和24年6月3日に測量法が公布されました。
「測量の日」が制定されたのは平成元年。
公布から40年を機に建設省(国交省じゃないよっ!!)の主唱で決まりました。
本来であれば各地の測量協会の支部が様々イベントを催していたそうですが、
昨年に引き続き今年もコロナで中止となりました(残念


測量の日が設けられた理由として・・・

測量は国土の利用、社会資本の整備等国民生活の安全性・快適性の向上に重要な役割を果たしてきましたが、
測量についての国民の認識や社会的評価が必ずしも高いとはいえず、
測量成果が不適切に扱われている問題も生じていました。
そのような状況の中で、国民に対し、測量における知識の普及・啓発を図るため「測量の日」が設けられました。
(国土地理院のHPより抜粋)



日本で有名な測量家と言えば、やはり
伊能忠敬
でしょうか。
日本全国を歩いて測量し、約17年かけて日本地図を作成した事で有名です。
今みたいに光波もGPSも何もない時代の測量ですが、かなり精度の高い地図が完成しています。
第十次測量に参加した時、彼は70代!
大半は弟子たちによるものですが、それでも元気
(この数年後に亡くなってしまうのですが・・・)
そう言えば先日ニュースで伊能忠敬の小図の複製が発見されたニュースもしていましたね。


伊能忠敬の弟子で有名なのは、間宮林蔵でしょうか。
大陸と樺太の間には海峡がある事を確認し「樺太は半島か島か論争」に決着をつけた人物です。
タタール海峡と呼ばれる海峡の別名は「間宮海峡」なんですよ~


松尾芭蕉は有名ですが、伊能忠敬や間宮林蔵も隠密説があるそうです。
あまりに凄すぎるが故、ですかね
(実際はどうだったのでしょう?ただの健脚?)

伊能忠敬の歩いた距離は4万キロ。地球1周分。
元は商人、引退後に始めた日本測量の旅
第二の人生を謳歌していると言うか・・・情熱?執念?
実際に作成された地図、当時の技術の限界もあり経度にズレが生じていますが、ほぼ正確。
経度を無視するとほぼ今の日本地図と同じ。
ほっっっんとにスゴイ

地図って当時は最上級国家機密だったので、
地図を持ち出そうとしたシーボルトは国外追放・出禁になったくらいです。
シーボルトに地図を渡した関係者は処罰の対象になるなど、それくらい地図って大事だったんです。

測量技術ってすごいんですよ。
某有名アニメの航海士は測量技術を買われて某海賊の一味をしていた経歴があったり・・・

測量技術は活躍の幅をどんどん広げ中です!
災害復旧や点検事業など様々な分野で測量技術が用いられています。
発掘調査にも測量は欠かせません。

と言うわけで!
今日はじ~~っっっっっくり地図を眺めてみませんか?

ちなみにこちらが先日発見された小図です↓↓
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