6月終りの日曜日、アパート近くの兼田大年神社で「湯立神事」があると聞き、さっそく参拝。
すると火を炊いた跡だけが。なんと先週終わっていました。悲しい・・・。楽しみにしていたのに~!
と言う訳でリベンジ。7月11日に射楯兵主神社の夏祭り、「湯立神事」を見てきました。
6月終りの日曜日、アパート近くの兼田大年神社で「湯立神事」があると聞き、さっそく参拝。
すると火を炊いた跡だけが。なんと先週終わっていました。悲しい・・・。楽しみにしていたのに~!
と言う訳でリベンジ。7月11日に射楯兵主神社の夏祭り、「湯立神事」を見てきました。
「湯立」とは、所謂、身の穢れを払う行為で、全国的に見られる伝統行事です。ここ姫路では「晦日の祓え」など夏祭りでの一神事となっているもので、お湯を沸かした釜の中に熊笹を入れて、氏子の人に振りかける。これで身の穢れを落とし、家内安全、無病息災そして商売繁盛につながると。
この神事、元は占いの一種、煮えたぎった釜に手を入れ、やけどしなければ吉、やけどすると凶。また、巫女が釜湯のしぶきにかかることで神がかりとなり、神意を告げていたものと考えられ、その動作が転じて神楽に変化、「湯立神楽」とも呼ばれることがあります。
昔、地元の神楽を調査したときに湯立ての作法を記した古文書を見つけた事がありましたが、当時、神楽と湯立は切り離せないものだと感じたことを思い出しました。
全国的に見ると夏越し時期だけではなく、年初めの神事として正月に行う地域や秋の大祭で行う地域など様々。また、福岡県東部では湯立後に釜の炭火を敷き詰めてその上を歩く「火渡り」を行うものや静岡県のごく一部(箱根町、御殿場市など)では神楽の代わりに獅子舞を舞う『湯立獅子舞』といった変わり種などもあります。
さて、播磨国の総社・射楯兵主神社では・・・。
釜の中はいい具合に湯立っています。
夜7時、宮司、巫女さんが拝殿前へ。宮司の修祓の後、祝詞が奏上されました。
神楽が終わると白装束の巫女が登場!!
先ずは、釜の湯を神前に供えます。
そして、みなさんの願いを込めて、熊笹を釜の中へ。四方に向かって一気に振り撒きます。
参拝者からは「熱い、熱い~」と歓声が。
これも身の穢れを落とすため、我慢ですよ、我慢。
茅の輪を潜り、窯の湯を浴び、そして梅雨が明ける。
さあ、暑い夏がやってきます。