1月28日、加古川市の上村池遺跡の現地説明会に行った帰り道、刀田山 鶴林寺に寄ってきました。広々とした境内には本堂や太子堂、三重塔、鐘楼が建ち並び、「西の法隆寺」とも言われているとか。
 立派な三重塔があるんだなぁと感動し、しばし境内でボンヤリ。
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立派な山門でした!
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鶴林寺 本堂
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国宝 太子堂
 塔と言えば・・・、やっぱり法隆寺。7世紀後半に再建された日本最古の五重塔は、誰もが一度は歴史の教科書で見たことがある有名な仏塔です。この法隆寺を含め、聖徳太子にゆかりがある法起寺、法輪寺は「斑鳩三塔」と呼ばれています。仏教が我が国に伝来し、飛鳥文化が花開いた斑鳩の地はまさに日本の原風景と言え、日本人の故郷と思います。
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法隆寺
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世界最古の木造建築物
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斑鳩三塔 法隆寺五重塔
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聖徳太子の子、山背大兄王が建立した法起寺三重塔
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落雷で焼失したが、昭和50年に見事に再建された法輪寺三重塔
 さて話は戻りますが、加古川の鶴林寺さん。聖徳太子の創建と伝わる古刹で、太子堂は平安時代のもの。兵庫県最古の建物だそうです。ここの三重塔は江戸時代の修理でそのほとんどが新材になったらしいのですが、様式は室町時代の建築様式。
 あぁ、やっぱりいい寺だなぁ!! 境内を流れる空気もいい!!

 三重塔と言えば、播磨には一乗寺(加西市)と斑鳩寺(太子町)もあります。
 一乗寺の塔は、平安時代末期、承安元(1171)年に建立された国宝。また、斑鳩寺は室町時代、永禄八(1565)年に再建された国の重要文化財。
 ちなみに斑鳩寺は聖徳太子がこの地に移って建立したと伝わり、一乗寺には国宝 絹本著色聖徳太子像があります。
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鶴林寺 三重塔
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一乗寺 三重塔
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斑鳩寺 三重塔
 うーん、どれもいい

 播磨の塔も斑鳩三塔には負けていません。 

    「播磨三塔」とでも呼びましょうか