こんにちは。

日中はまだまだ暑いですが朝夕は過ごしやすくなりましたね


ニュースをチェックしていると佐賀で
【肥前国風土記】が40年ぶりに一般公開されるという記事を見付けました。


【風土記】とはそのタイトル通り、
各地の風土はもちろん産物、地名の由来などがその地の様々な情報が記されています。
この【風土記】の写本ですが、現存するのが5か国だけ!!ってご存知でしたか?
(5か国、と言っても国内なんですが)

『出雲国風土記』『肥前国風土記』『常陸国風土記』『豊後国風土記』
そして!!
『播磨国風土記』

の5つになります。

ほぼ完本なのは『出雲国風土記』のみで、後は一部欠損しているものになるのですが。。。

『播磨国風土記』は現在、天理大学図書館の所蔵になっています。
残念ながら兵庫県内には無いんです・・・
国宝ですよ~

播磨と一括りにしても今でも西播磨・東播磨と呼ばれるほどには広いです。
姫路についてはどうなんだろう、と思いませんか?
あるんですよ~!!!!!
「姫路」とは書いてませんけどね。。。
姫路市の大部分が「飾磨郡」と呼ばれる地域だったそうで、
しっかりとその地名が記されています。


【風土記】は税制の参考にもされていたらしく、
播磨国風土記では各地方を実際より下の評価をする事で今で言う“税金対策”をしていたのでは?
と考えられています。
昔から納税者 vs 国 (朝廷)の闘いがあったんですね笑

完本でないのはとても残念ですが、
現存する5つのうちの1つであること。
不完全ではありますが、現在の姫路市について知ることが出来ると言うのは
とてもラッキーですね

『播磨国風土記』だけでも多くの研究者が様々な本を出しています。
機会がありましたら是非手にとってみて下さい
読書の秋のおともにいかがでしょうか?
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