春眠暁を覚えず
とはよく言ったものです。
寒の戻りはあるようですが、春の訪れを感じるようになりました
先日Agisoft社のMeta Shapeに不具合が生じたんですよ~とお伝えしましたが、
現在はメーカーさんの努力のおかげで一応の解決はされています。
もちろん世界規模で色々と多方面に影響が出始めているようですが、
GLONASS ってどうなん?と思いまして・・・
今では当たり前のGPSことGlobal Positioning System、
これはアメリカが開発した人工衛星を用いた衛星測位システムの名称です。
開発目的は軍事利用でしたが諸事情を経て民間でも運用可能になりました。
ところでGPS以外にも衛星測位システムは存在しているのはご存知でしょうか?
その一つがソビエト連邦!!(ロシア違うで)が開発した
GLONASS(グロナス)です。
他にもEUのGalileo(ガリレオ)など、世界各国で衛星測位システムは開発されていて、
もちろん日本もすでに開発利用しておりその名も「準天頂衛星」通称「みちびき」と言います。
で、このGLONASSなんですけど日本も利用しているんですよね~。
日本はGPS、みちびき、そしてGLONASSの3つを測位衛星として適用しているんです。
最近はGPS等の衛星測位システムを利用した測量も珍しい事ではなく、
【GNSS測量】と呼ばれており、今や測量の主戦力の一つとなっています。
(ザックリ!!で言うと上空の視界が確保されていれば精度の高い位置情報を取得出来るので便利)
さてさて、日本も利用しているGLONASS今後どのように影響してくるのか・・・
測量士さんによりますと、湾岸戦争の頃は時間帯によっては
上空の衛星が「0」なんてこともあったらしいです。
人工衛星の本来の目的?は軍事利用、相手の監視!です。
少しでも目は多いほうが情報も確実なのでほとんどの衛星が戦火の方に利用されていたとか。
当時は衛星を用いた測量が行われだしたばかりの頃で、
今より衛星の数も少なかったとか色々状況は異なりますが
現状、特に目立った動きはないようですがGLONASSの運用が規制される事があるのかな?
なんて考えてしまいました。
現状、何も問題なく運用はされているようなので当面は問題なさそうです。
こういう仕事しているからこそ、そういえば?なんて思いましたけど、
GLONASS って一般じゃ知らない人の方が多いんじゃないんかな?
今回はこういう方面にも影響あるんだよ(あるかも)ってのを知ってもらえたら・・・
と思って記事にしてみました!!
吁嗟鐘が鳴る 平和の鐘が
『平和の鐘』 by小原六六庵
平和の鐘よ、世界中に響き渡れ