11月某日、いつものように京都散策。
まだ早いと思ったけど蓮華寺さんへ。やっぱり『色づき始め』や。
で、百万遍知恩寺さんへ足を運ぶ。
この季節は恒例の「古本まつり」が開催されており、早速、物色(^_-)-☆
この論争、明治から昭和の初期まで続いたもので、『邪馬台国論争』と並び学会を賑わしたもの。
争点は、世界最古の木造建築物である法隆寺は、推古朝に建てられたオリジナルなのか、大火で一塵に化した後に再建されたものなのか?という言い争い。
事の発端は、『日本書紀』天智天皇九年四月三十日の条に「夜半の後 法隆寺災あり 一屋も余すことなし」という記事やけど、実は他の文献には一切記されてない。
結局、昭和十四年(1939)の若草伽藍の発掘により再建論に軍配が上がったのですが・・・。
今の御時世、ネットで調べれば瞬時に情報が入ってくる時代。一時期問題になっていた大学の卒論問題やけど若い方は学史をネットで検索し、孫引き、曾孫引きで持論を展開!!
あかんよね~(~_~;)
昭和世代はやっぱり本を買ってしまう
アナログ人間と言われようが、自分で探して、調べなきゃ!話は変わって、気づきました⤴
表紙のタイトルが右から・・・・
ほいで、奥書を見ると・・・
「昭和十六年十月 七日 印刷」
「昭和十六年十月十一日 発行」 やて。
昭和十六年十月・・・、2か月後に日本軍による真珠湾攻撃、太平洋戦争が勃発する直前。
こんな時期でも学術書が発行されていたなんて!!
書籍だとこんな時代背景もわかるんよ!!