「寒い」以外の言葉が出てきません
寒い→暖かいものを飲む→トイレに行く→寒さ再び→暖かいものを飲む→トイレ・・・・
を繰り返しています。もうヤダ


先日、日本の「天空の城」とされる竹田城を紹介させて頂いた際に、
別の「天空の城」を思い出しましたので紹介したいと思います
その名も【Civita di Bagnoregio(チヴィタ・ディ・バニョーレージョ)】


百聞は一見にしかず


Civita-10
これが、チヴィタ・ディ・バニョーレージョです。

Civita と言うのはラテン語で「街」と言う意味だそうです。
イタリア中に「Civita」と付く場所があるため「~(地名)のチヴィタ」と区別をしており、
ここは【バニョーレージョのチヴィタ】と呼ばれています。


なぜ、ここが「天空の城」と例えられているかと言うと、
見ての通り切り立った丘にそびえるその風貌が由来です。まさに本家のアレ!!
手前に見えている細い道だけが街へと続く唯一の道!!!そんなところも素敵

イタリア人の間では有名だった観光地、最近では世界各国の人が訪れる場所となりました。
本家「天空の城」のモデルになった説があり、日本人にも人気の場所です。

そして「天空の城」以外に「死に行く街」「滅び行く街」とも呼ばれています。
これはこの地出身の詩人が自分の故郷をこの様にと表現したからなのですが、
こんなに素敵で観光客も来るのに何故?と思いますよね~
理由はこの立地なんです。
そもそもこの街は約2500年前に先住民であるエルトリア人が築いたのが始まりで、
敵から守る為にこんな切り立った場所を選んだのですが、
風雨の浸食が現在も続いており、いずれ自然消滅してしまうと言われているんです

Civita-39
街へ続く唯一の橋と言うか道。約300m



Civita-38
最後に待ち構えるこの急勾配!!
減ってはいますが住人もちゃんといます。と言っても本当に住んでいるのは20人前後。

住人の方が自宅の一部を公開してくれているのですが、
この方のおうち、映画『ピノキオ』でゼペット爺さんの家として撮影に使用されたそうですよ~

小さい街ですが、ただ歩いているだけでも楽しいです。街の景観もめちゃめちゃ素敵です
(その、何て言うか・・・風が強くなければ。・・・寒くなければ。。。モットステキダッタヨ)

Civita-36
通ってきた道を街側から見るとこんな感じ。



Civita-44
橋がない場所はこんな景色が一面に広がっています
この街、お察しの通り行くのが結構面倒でして。
ローマからですと、電車→バス→徒歩でやっと辿りつきます。
電車で約1時間半、そこからバス(本数少ない)で40~50分程山道を、さらに終点から歩いて30分ほど。。。

さらに!!!帰りのバスの本数も少ないっ。
もし行かれる際は時刻表を必ず確認して下さいね~


バスを降りてから街まではほぼ1本道です。
道をひたすら歩いていると・・・・

Civita-20
猫の集会に遭遇




Civita-42
帰り道、大規模集会になってました~
増えてるっ!!


Civita-43
そして大規模集会を遠くから見守る
一匹狼 猫
Civita-41
外から見ても中から見ても美しい街です。

ちなみにこの唯一の道と言うか橋、当たり前ですが何度も架け替えられています。
時には地震で崩壊した事もあったそうですが、昔はこの橋木の板で架けられていました。
下手するとスリル満点だった可能性も・・・


今はまだ厳しい状況が続いていますが、一人ひとりが感染防止を意識して
1日でも早く「日常」と呼んでいた日が戻ってくるように行動していきましょう!!!!
海越えれない禁断症状出てしまう前に何とか・・・