不動院へと続く朱橋
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鳥取を後にして姫路への帰路、以前から気になっていた不動院岩屋堂へ。
で、なぜ気になっていたかと言うと、ここは同じ鳥取県の三佛寺投入堂と大分県龍岩寺奥之院礼堂と合わせて「日本三大投入堂(なげいれどう)」と呼ばれている建物やから!
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不動院岩屋堂(鳥取市)
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岩窟の中にすっぽり!!長い柱が印象的です。
訪ねた不動院は大同元年(806)に創建されたと云われ、建久三年(1192)に源頼朝が『国家安泰』を祈願して、懸崖造りの岩屋堂を建てたと云う由緒ある寺院。
地面から突き出たように柱が立ち上がり、高く刳り貫かれた岩肌にお堂がすっぽり。
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清水寺(京都市東山区)
有名な「清水の舞台」です。
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清水寺の懸崖造り
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東大寺二月堂(奈良市)
こちらも懸崖造り!山腹に沿って建てられています。
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圓教寺磨尼堂(姫路市)
「西に高野山」と呼ばれています。
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磨尼堂の懸崖造り
回り廊下をしっかり支えています。
この懸崖作りとは、急峻な崖面や山の斜面に長い柱を建て、貫で床板を固定し、その上に仏堂を建てる寺社建築のことで、「清水の舞台」で名高い京都市の清水寺や早春に「お水取り」が行われる奈良東大寺二月堂、姫路市では書写山圓教寺磨尼堂がこれにあたります。
平地が少ない日本とは言え、こんな人が近づけない斜面に仏堂を建てるなんて
霊験あらたか! 感動しました!!
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青谷上寺地遺跡出土の柱材
弥生時代終末~古墳時代にかけての建築材です。
そう言えば、最近行った調査現場から建築材が出土していたなぁ!
そして午前中行った青谷上寺地遺跡でも弥生時代から古墳時代にかけてのたくさんの建築材が・・・。
原始に始まり、古代に育まれ、そして今の宮大工へと。
仏塔建築もそうですが、ほんと日本の木造建築の技術って緻密で、すごいなぁって感心させられました!!