10月25日の虹
![25日 0ab4aed8752f1f672c56b35745e3b9af](https://matsuura-kougyou.co.jp/wp-content/uploads/sites/11/0ab4aed8752f1f672c56b35745e3b9af-columns2.jpg)
![24日 b1a1717bc7485c06f26ae8b73f0d290b](https://matsuura-kougyou.co.jp/wp-content/uploads/sites/11/b1a1717bc7485c06f26ae8b73f0d290b-columns2.jpg)
10月24日の虹
二日続けて虹が出ていました。
虹とは大気中の水滴に光が通過し、分散することで発生する大気現象。
西洋では六色扱いらしいですが、日本では昔から赤・橙・黄・緑・青・藍・紫の七色。
青と紫の間に藍色を表現するところなんかは、日本人の美的感覚のすばらしさかなぁ。
![機内 bbb880bc365230b03ad977e61cd0f540](https://matsuura-kougyou.co.jp/wp-content/uploads/sites/11/bbb880bc365230b03ad977e61cd0f540.jpg)
飛行機の機内より見た虹
![伊勢神宮 ab2768f1503157b56d6a5a54c9a7b22b](https://matsuura-kougyou.co.jp/wp-content/uploads/sites/11/ab2768f1503157b56d6a5a54c9a7b22b-columns1.jpg)
早朝の虹(伊勢神宮外宮)
また、虹はその形状から別名を「天弓」とも呼ばれています。二年前の秋の早朝、お伊勢さんの外宮で突然、虹が現れ感動した記憶があります。
天に現れる弓、矢は太陽の光。壮大だなぁ。
しかし、こんなすばらしい自然現象なのに万葉集には一首だけ。
伊香保ろの 八尺の堰塞に立つ虹の
現ろまでの さ寝をさ寝てば (万葉集巻十四)
東歌らしい、あからさまな愛情描写。語訳は書きません。
古代、虹は龍や蛇にも例えられ、霊獣として恐れられていたという説もあるそうですが、なぜ、万葉人は虹の美しさを詠まなかったのか不思議です。
![蓑面大滝 f6a70a07476dcd014c574d3b685e2345](https://matsuura-kougyou.co.jp/wp-content/uploads/sites/11/f6a70a07476dcd014c574d3b685e2345-columns1.jpg)
滝壺にかかる虹(箕面大滝)
この時期に出る虹は、色合いが濃くはっきりとはしていますが、すぐに消えてしまいます。
俳句の季語では、「秋虹」として、儚さ、哀愁深いことに使われるとか。
夕紅葉 谷残虹の 消えかかる (小林一茶)
令和4年10月、会社2階の片隅で・・・・、秋だなぁ。