会社の敷地内にある柿の木、毎年、たくさんの実を付けます。
![会社の柿 17b8eb65a1c83254e48d8fece17d867e](https://matsuura-kougyou.co.jp/wp-content/uploads/sites/11/17b8eb65a1c83254e48d8fece17d867e-columns3.jpg)
会社の敷地にある柿の木
![藤高さん 45225b9f10495b52ca5384b1518c9cca](https://matsuura-kougyou.co.jp/wp-content/uploads/sites/11/45225b9f10495b52ca5384b1518c9cca-columns3.jpg)
長老、Fさんがもいでます!!
![福圓寺 柿 4aae346035fb3c80135fa178a839d43e](https://matsuura-kougyou.co.jp/wp-content/uploads/sites/11/4aae346035fb3c80135fa178a839d43e-columns3.jpg)
石仏調査の折に見つけた柿の木
そう言えば、先日、石棺仏の調査に行った所にもたわわに実った柿が。
秋だなぁ!!
![法起寺 cbf6c19f1537741008414056445be2b51](https://matsuura-kougyou.co.jp/wp-content/uploads/sites/11/cbf6c19f1537741008414056445be2b51-columns1.jpg)
斑鳩の里 遠くに法起寺を望みます。
正岡の句のイメージ、わたしの勝手な思い込みでした。
「柿くえば 鐘が鳴るなり 法隆寺」
ご存じ、近代俳句の大成者、正岡子規(1867-1902)の代表作ですが、この句は明治二十八年(1895)に『海南新聞』に発表されたもの。
誰しもが幼き頃より頭にインプットされ、柿と言えばなぜか自然と口ずさみます。
私もそう、例外なくこの季節になると。
ただ、何となく頭に浮かぶ光景は、「法隆寺を遠くに見ながら、路傍に実っていた柿をもぎ取って食べていると、法隆寺から鐘の音が聞こえる。」なーんて、抒情的なことを思っていました。
![法隆寺 060e7ed36520cb95f86d4d19975cba922](https://matsuura-kougyou.co.jp/wp-content/uploads/sites/11/060e7ed36520cb95f86d4d19975cba922-columns2.jpg)
法隆寺(奈良県斑鳩町)
![鏡池 f792403e169eddcf330172b87f3f4fba](https://matsuura-kougyou.co.jp/wp-content/uploads/sites/11/f792403e169eddcf330172b87f3f4fba-columns2.jpg)
法隆寺鏡池そばに立つ句碑
が、しかし・・・
実際は、病気がちだった正岡が療養を兼ねて法隆寺に訪れて詠んだものでした。(諸説ありますが)
法隆寺見学の折、茶店で一服。出された柿を食べていると、法隆寺西円堂の鐘の音が聞こえてきて、秋だなぁと季節を感じる。
この句の前書きに「法隆寺の茶店に憩ひて」とちゃんと記されている。この歳まで知らなかった!!
![句碑 128c512793684d6a9d74e09b9a9dea9f](https://matsuura-kougyou.co.jp/wp-content/uploads/sites/11/128c512793684d6a9d74e09b9a9dea9f-columns1.jpg)
「柿くえば・・・」の句碑
正岡の研究者の中には、子規の親友である夏目漱石が詠った
「鐘つけば 銀杏散るなり 建長寺」
への返歌とも言われているそうな。
うーん、奥深い。秋だなぁ