最近、同僚のY君がめでたくご結婚!
と言うことで、今回は文化財保護法上では史跡名勝に分類される奇石、夫婦岩のご紹介です。
『夫婦岩』とは、大小二つの岩からなり、海岸線や沖合、山間部あるいは神社の境内などに見られます。また、その形も様々で大小二つの岩がまるで夫婦のように寄り添い立っているものや門柱のようにそそり立つものなど。
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と言うことで、今回は文化財保護法上では史跡名勝に分類される奇石、夫婦岩のご紹介です。
『夫婦岩』とは、大小二つの岩からなり、海岸線や沖合、山間部あるいは神社の境内などに見られます。また、その形も様々で大小二つの岩がまるで夫婦のように寄り添い立っているものや門柱のようにそそり立つものなど。
日本で一番有名な夫婦岩と言えば、三重県伊勢市二見興玉神社の夫婦岩。お伊勢さんからほど近く、天気が良いと富士山が望めると言う絶景地にあることから昔から誰もが知っています。また、江戸後期に活躍した浮世絵師、歌川広重も『冨士三十六景』の中で「伊勢二見か浦」として描いているほどです。
岩は男岩が9m、女岩が4mを測り、縁結び、夫婦円満の聖地として今も老若男女に人気です。また、岩間から朝日が昇ることでも有名で、いつもカメラマンさんがシャッターチャンスを狙ってます。
さて、折角だから他の地域のものも。
ここは、山口県下関市豊北町。国道191号線添いの海岸線にある「二見夫婦岩」。
その昔、背後にある馬路山に棲む龍が沖にある壁島の龍権社に詣でる際、その帰りの目印にしたと伝わります。
男岩は9.2m、女岩は5.2mを誇り、正月二日には注連縄かけが行われています。
次は長崎県長崎市野母崎の夫婦岩。
二岩とも高さ11m、仲よく寄り添っています。この岩、変斑レイ岩複合岩という珍しいもの。恐竜が生きていた時代のものとか。
そう、二憶四千万年前からオシドリ夫婦です。最後は故郷、福岡県糸島市の櫻井二見ケ浦の夫婦岩。
男岩は11.8m、女岩は11.2mとほぼ同サイズ。そそり立つ二岩は古くから竜宮の入り口と伝えられ、夏至の頃には岩の間に夕日が沈み、夕日スポットとして福岡では大人気です。
小さい頃から慣れ親しんだ二見ケ浦の夫婦岩。地元では、伊勢志摩の夫婦岩から日が昇り、糸島の夫婦岩に日が沈むとさえ言われています。
全国各地には60か所ほどあると言われている夫婦岩、そのどれもがしっかりと注連縄で結ばれています。
まさに夫婦和合。
Y君、Mちゃん末永く夫婦岩みたいに仲よくね。