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紫式部像(宇治川のほとり)

 来年の〇HK大河ドラマは、『源氏物語』を書いた紫式部が主人公となる『光る君へ』。

ヒロインは、吉高由里子さん♡

 ネット情報によると紫式部と時の権力者藤原道長を中心に、平安の貴族社会における男女の生きざまが描かれると・・・・。

 と言うことで、〇HK大河ドラマのファンであり、京都散策を趣味としている私としては、京都が舞台となるこのドラマをすごく楽しみにしています。

で、放送に先駆けて視聴率アップ大作戦!!

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法成寺址の石標
 時の権力者藤原道長が建てた法成寺址の石標
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「従是東北 法成寺址」
 これより東北。今は小学校のグラウンド。

 紫式部。ご存じ、『源氏物語』を書いた平安中期の女流作家。父親は正五位下藤原為時で、やはり文才に優れた漢詩人と云われています。

 さて、この才女、一条天皇の中宮、彰子(藤原道長の娘)の女房として宮中に上がり、この時期に『源氏物語』や『紫式部日記』を書いています。作品は宮中の女官たちを熱狂させ、一躍時の人となったと云われていますが、実は正式なお名前は分かっていません。

今言う『紫』の呼び名も『源氏物語』の準主人公「紫の上」から付けられたと考えられているそうです。

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蘆山寺にある紫式部像
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蘆山寺
 紫式部邸宅址と云われています。
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源氏庭
 蘆山寺の名庭。萩が咲いていました。

 謎多き女性ですが、史実としては1度結婚されています。お相手は山城守・藤原宣孝という方。やけど3年で死別し、この後、再婚することなく、盟友となる藤原道長のたっての望みで参内、『源氏物語』を執筆し始めたと云われます。

 

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「宇治十帖」石像
 『源氏物語』のクライマックスは宇治が舞台。「宇治十帖」と呼ばれています。
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浮舟と匂宮
 最後を締めくくるのは、匂宮と浮舟のロマンスです。

『源氏物語』は多くの女性たちの幸不幸が描かれる長編ラブストーリーですが、今日でも愛読者が多い作品です。

自身の人生との重ね合わせ、こう生きたいという願望、当時の社会世相や恋愛事情、式部の純愛思考などが複雑に絡み合って生まれた奇跡。

やけど、こんな永久的なベストセラーの作品ストリーを構想するなんて。どんな女性やったんかなぁ。

さてさてどんな女性に描かれるか?大河ドラマ凄く楽しみにしてまっせ!!

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影ある紫式部

 紫式部が詠んだ歌

見し人の けぶりとなりし 夕べより

      名ぞむつましき 塩釜の浦

(愛する人が荼毘にふされ煙になった。仲睦ましいという言葉と同じ音である陸奥国の海岸で塩焼きの煙をみて彼を思い出した。)

 

ちょっと影がある才女。

もろタイプやわぁ