不定期でお届けしている海外の発掘事情。
海外と言ってもニュージーランドだけですが笑

前回は1500年代のマオリ族の村の痕跡を調査したものでした
何故ブログにしかたと言うと半袖半パン素足で調査してた事にビックリしたからです笑
私なんて夏だろうが冬だろうが絶対に長袖重ね着です!
現場の作業員さんも長袖ですが、私の場合は「重ね着」と言うのが重要です。
今年の夏に言われたセリフは「見てるこっちが暑くなる」やで。。。
失礼やな!!私かて暑いっちゅーねん

今日お届けするのは
ニュージーランドで5番目の都市【ダニーデン】の中心地です。
ダニーデンはスコットランド移民が築いた街でスコットランドの文化を踏襲した
建築が数多く残ってる美しい街並みが有名です。
このダニーデンのある地方が【オタゴ地方】と呼ばれていて
元ネタとなるのが【Otago Daily Times】と呼ばれる新聞社の記事なので
【オタゴ通信】と題しています~


で、このダニーデン!2018年に大きな出来事がありました。
イギリスの大手チョコレートメーカ【Cadbury(キャドバリー)】の工場閉鎖です。
紫色のパッケージでオーストラリアやNZのお土産の定番チョコなんですが、
見た事ある人もおるんちゃうかな?
この工場が街のほぼ中心地くらいにドーーーンッ!と建ってました。
街中に工場あるって何かすごくない?

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どんだけ中心地かをお伝えしたいと思います。
中心にある八角形、名前の通り【オクタゴン(八角形の意味)】と呼ばれる
街の中心地です。
そして右端に【Dunedin】と書いた電車マークの場所、これが駅です。
(駅と行っても観光列車しか走っておらず日本みたいに電車であっちこち行く習慣はNZには無いです)
このオクタゴンと駅の間に広いスペースがあって
【Dunedin New Hospital】
と記載されている場所がチョコレート工場のあった場所です
姫路駅周辺をオクタゴンと考えて想像してみて下さい。。。
近過ぎひん?!

この街中の工場が2018年に閉鎖されて跡地問題が勃発していましたが、
地図に記された通り、新しい病院が建設される事になり現在建設工事中です
本題の発掘調査ですがこの病院工事の最中に発見されました~。

日本の場合、発掘調査→建設工事なんですけどNZは違う気がする・・・
ちなみに元の記事はこちらから読めます

ざっくり言うと
スコットランドから入植してきた人たちの痕跡が発見されたと言うもので、
その痕跡と言うのが昔あったとされる材木置場や皮なめし工場に関するものの可能性が高く、
線路の痕跡とその線路に使用したと思われる釘が見つかったとされています。

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この記事見てビックリした理由はこの写真です。
右側の人の後ろにあるものが見えるんですけど分かりますか?


どう見ても

重機の跡

手前の木の棒が出土品なんですけど、キワキワ通ってますやん!
絶対!絶対何本か木やってもうてる。。。
もしかしたら!重機じゃないかもしれんけど、重機のキャタの跡にしか見えん。

建設工事と発掘調査一緒にやってんの?どういう状況?

と言うのが驚きの原因なんですね~。
ホンマの工事現場見てないから何とも言えへんけど、何か凄いわ。
この作業してる人、建設工事の作業員さんの気がするのは私だけ?

全然関係ないですがヘルメットについてる黒いやつはイヤーマフです。
あったかいとかじゃなくて騒音から耳守るために工事の人、
大体これがヘルメットにくっついてます。

今度行ったら私も買おうかな笑