遺跡から現れた弥生時代の溝
調査現場から幅2.0mほどの溝が検出されました。中には弥生土器がどっさり!!
甕、壺、高杯・・・・。集落から破棄されたものかな?
無数の土器が出土
集落から捨てられたものかな?
さて、こうした無数に出土した弥生土器は、その器形が判る状態まで竹ベラなどを使って丁寧に掘り出します。その後、出土状況の写真を撮影し、図面を取り、高さを押さえて・・・・と、細かい記録を取っていきます。
慎重な作業が続きます。
発掘作業と平行して、溝の土層を記録します。
スコップで掘ろうとする方を見つけると・・・・・
「あかーん、竹ベラ使いやぁ」。
また、
「クズクズばっかやん、この破片掘り上げてええかぁ~?」
「あかーん、周りをもっと下げて確認してやぁ~、ひと塊になるかもしれんやん」と。
慎重に、慎重に。丁寧に、丁寧に。
ラベル
調査地点、出土した遺構、出土した層、日付などを記します。
こうして姿を現した弥生土器は、状況を記したラベルと一緒に1個、1個取り上げます。
「なぜ、こんなめんどくさい事すんねん??」
それは、層ごとに出土した土器を見比べることによって、いつ位に溝が掘られ、また、いつ頃から埋没したかを把握するためです。
こうした地道な作業が、遺跡の全様解明に繋がり、この遺跡を後世に残すことに繋がるんです!!
炎天下の作業!
炎天下でたまらない程、暑いけど・・・・
さぁ、みなさん細かい仕事も頑張りましょう~