研修風景
7月某日、発掘現場の駐車場をお借りして、新人研修を行いました。
研修内容は『足場の組み立て』!!
足場(ローリングタワー)は、遺跡の全景写真を撮影する上で無くてはならないものです。
遺跡や遺構の性格を表現するにも、低い位置からの撮影だとのっぺりとしたものに。
溝なんかは高い位置から遠望するように撮影しないと住居跡との関係性も見えてこない。
このため、場合によっては5段、6段と高く組み上げる時も。
高所で撮影作業だから安全が第一、組み立ても慎重にしないと事故の元です。
先輩が見守る中、最初はふらついてましたが・・・
慣れてくると、ひょいっ!!!
さて、研修の話にもどって、第一線で働く中堅社員が講師となって新人さんに手ほどき。
足場とは言え部材が多い。ジャッキ、建枠、筋かい、足場板などなど、名前も覚えなければ。そして最大の難関。何よりひとつひとつの部材が重い!!
新人さん
も・も・持てへん
ベテランさん
普段、3枚同時には運びませんが、ここは先輩の技の見せ所
重い建枠を運ぶにも、力だけじゃあか~ん、バランスやぁ!
周り見いやぁ!! 後ろに人がおるやん。
真っすぐ建てるために、水平器が登場
真っすぐ座っとるかぁ! ここに水平器あてんねん!!
と、優しくもあり、厳しい声が飛ぶ!こうしてみんな成長するんやね。
昔から言われている格言。
若いうちの苦労は買ってでもしろ!!
がんばれ~