梅は~咲いたかぁ♪桜はまだかいな~♬

 

 明治時代に流行った江戸端唄(えどはうた)の一節。

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智積院(京都市東山区)
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早咲きの梅

 こんな気持ちで京都に向かいましたが、智積院の早咲きの梅ですらやっとチラホラ。

 そりゃ、まだ早いわなぁ。

 

  気を取り直して六孫王神社さんへ。お目当ては、蝋梅です。

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六孫王神社(京都市南区)
 清和源氏始祖、源 経基を祀る神社。ここは桜の名所でもあります。
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蝋梅
 クスノキ目ロウバイ科ロウバイ属。中国が原産の落葉樹です。

 この蝋梅、「梅」とは書きますが、梅科ではありません。

 江戸時代に中国からもたらされた落葉樹で、臘月(旧暦十二月)の頃に梅の香りに似た花を付けるこ

とからこう呼ばれています。

小さな黄色い花びら。うん、可憐に咲いている!! 慎ましく、ひっそりと・・・。

ちなみに花言葉は「ゆかしさ」、「慈しみ」、「慈愛」だとか。

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花言葉は「ゆかしさ」・「慈しみ」

 話は戻って、先ほどの端唄「梅は咲いたか」の歌詞の続きは・・・

 柳やぁ、なよなよ風次第

 山吹やぁ、浮気で色ばっかり

 しょんがいな


本来は、梅の香りを桜に付けて、柳に咲かせたいと言う、いい所取りの意味みたいですが、替え歌の世界では、花街にいる意中の芸子を指しているらしい。

梅さんもう口説いてもよいかなぁ、桜ちゃんはまだだろうなぁ、柳さんはその場の雰囲気次第やし、山吹ねぇさんは浮気性だし・・・。(こんなところかな?)


 男と言う生き物はホントしょんがいな(しょうがない)!!