発掘現場では下ばかりを見て遺構を掘りますが、ふと顔を上げると遠くに洲本城が見えた!!遠くて小さくにしか見えませんが、ブルーシートが掛かっている様子も判る。
教育委員会の方にお聞きすると、石垣の修復をしていますとのこと。
そう言えば、洲本城には行ってなかったなぁ!!
と言う訳で、先山千光寺に参詣するついでに洲本城へ。
遠くにしか見えてなかったけど、広い、広い!
山頂にある本丸など一連の郭(上の城)と山裾に広がる石垣や堀(下の城)、これをつなぐ「登り石垣」。二つの城は築城時期が違いますが、防御性を高めるために連結させたもので、全国的にも珍しい構造だとか。
さて、天守閣ですが。なんとも変わった形!!日本の城とは思えない角が無い丸~るい感じの外観です。
それもそのはず、この天守は所謂、「模擬天守」と呼ばれるもの。模擬天守とは、史実にはないものを戦後復興の象徴、または町おこしのために建てられたものを指し、昭和30年後半から盛んに建てられています。しかし、洲本城のそれは昭和天皇即位記念として昭和3年(1928)に建築されており、模擬天守としては日本で一番古いものだそうです。
天守が乗っている石垣もポッカリと開いて、そこから天守に登れるようにした展望台。(今は利用できません)しかし、模擬天守とは言え、立地にも溶け込んでいます。こうして見ると角が丸~い外観も堂々たるものです。
すごく、気に入りました!!
洲本市を一望できる眺めは絶景ですよ。
みなさんも洲本市に行かれた場合は、是非!!お殿様気分を~