先日、イタリアの最後の国王の息子である
ヴィットーリオ・エマヌエーレ・ディ・サヴォイア氏が死去したとニュースになりました。

突然ですが、
イタリアって実は国としてめっちゃ若いってご存知ですか?.
正確には現在の【イタリア共和国】として、ですが。
イタリア=ローマ帝国な感じで古い国ってイメージありますが、
現在の国としては結構新しくて建国して約80年程度です。

【ローマ帝国】も何だかんだで分裂、その後もすったもんだ、
有名な都市のヴェネツィア、ミラノ、フィレンツェ、ナポリとかその他は
それぞれ公国として互いに覇権争いして、
やっと落ち着いて今のイタリアに近い形になったのが
【イタリア王国】
でした。
王国と言う事で初代国王が
ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世
初代国王ですが2世です。
彼はサルデーニャ王だったんですが、このサルデーニャ王に
イタリアの国土のほとんどを献上した、と言う形になります。
この初代国王の名前は至るところで使用されていて
ミラノで有名なアーケード(ガレリア)や、
ローマのヴェネツィア広場の大きな記念堂が有名です。
(記念堂であり戦没者のためのお墓でもあるので墓守の兵士がいます)
この初代王様のお墓はパンテオンにあるので一般の人も行けますよ~

このイタリア王国がイタリア共和国になったのが
今から約80年ほど前でして。
1946年の国民投票により君主制から共和制となり、
イタリア共和国
が誕生したんです。
今回亡くなったヴィットーリオ氏の祖父にあたる王様が第二次大戦あたりから
国民から信頼をなくしてしまい、父の代で君主制が終了となりました。
亡くなられたヴィットーリオ氏はイタリア王国最後の皇太子、
と言う立場の方になりますね

イタリアは一時期法律でサヴォイア家の当主一家は入国禁止
やったんですけど今は改正されています。
息子であるエマヌエーレ・フィリベルト氏はめっちゃ多才な人で
政界への進出も否定はしていませんし、イタリアの政治は日本に負けず劣らず利権主義なので
こんな政治なら君主制復活して自分がやったるわい!といった感じなんで
もしかしたら君主制復活しちゃうかもですね

と言う事で歴史はあるけど、国としてはまだまだ若い!
イタリアの一時代の終わりの一幕を紹介してみました~
何千年!とかの歴史あるけど国としては若いってのはヨーロッパあるあるかな。
前も一度ブログにしましたが、日本はこの前の建国記念日で
2684歳
になりました
イタリアなんてまだまだ【若造】ですね~